傾聴ミニ講座 技法 うなずき

傾聴ミニ講座 技法1 うなずき

 

今日の話は、傾聴の技法の1番目、「うなずき」です。

 

「うなずき」と聞いて「なーんだ」と思われた方。

 

シンプルなことほど奥が深いものです。

 

うなずきは、文字通り「首を前後に振ってうなずく」わけですが、
多くの方が軽視しているため、そのパワーに気づいていません。

 

「うなずき」を効果的におこなうことにより、
話し手が「私の話、よく聞いてくれてるんだ」と安心し、
気持ちよく話してくれるようになるのです。

 

それでは、効果的な「うなずき」とはいったい
どういうものでしょうか?

 

ポイントを見ていきましょう。

 

1、適切なタイミングでうなずく

 

相手の話のリズムに合わせて、
話が途切れるところでうなずきます。

 

2、うなずく大きさや早さを変える

 

相手の話の盛り上がり度や、相手の話の
テンポに合わせてうなずく大きさを変えます。

 

もちろん、盛り上がりが大きいところでは、
ゆっくり大きくうなずく。テンポがいい話では、小さく
早くうなずくといった具合です。

 

3、うなずく回数を変える

 

1回ずつだけうなずくよりも、話に応じて回数を変えると
話し手がのってきます。

 

よくわかる話を聞いたら、「うんうんうん」という感じで
うなずいてみましょう。

 

 

以上のように、うなずくタイミング、大きさ、早さ、
回数などを相手の話に応じて変えるだけでも
かなりのバリエーションがあることがおわかりかと
思います。

 

これを、多くの方は自然に無意識でやっているため、
上手な人はいいのですが、あまりうなずかない人は、
「この人ほんとに聞いてくれてるのかな?」と相手を
不安にしてしまっていることも多いのです。

 

うなずき一つで、あなたの聞き方のバリエーションが広がっていきますので、練習してみてください!

 

 

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